「老いによる制度の差別」がダメ?

菅直人の今日の一言「大間違い(2008/05/30)」」について。

後期高齢者医療をめぐる攻防が続く。政府与党はことの本質を見誤っている。年齢は誰も選べない。75年生きれば誰もが75歳になる。それを75歳になると、長寿をお祝いでなく、逆に、社会の負担になっていることを自覚しろという扱いをすることはなんということか。。「老、病、死」はたとえ始皇帝のような大権力者でも、どんな大金持ちでも避けられない人間の宿命。お釈迦様もそのことから出家されたといわれている。老いは誰もが自然に自覚し、生き方を考えるもの。それを制度で差別するのは大間違い。

では民主党は年金制度についてどう考えているのか。年金制度こそ「老いによる制度の差別」ではないか。今までは年金加入者にのみ払っていたのでまだ良いが、民主党マニフェストでは全国民に給付するとし、加入/未加入が関係無くなってくるならば「老いによる制度の差別」と言う意味合いは一層強くなってくるだろう。
氏の発言自体が大間違いのような気がするが。