その陰で

橋下府知事のニュースが殆どされなくなった。
自民党の反撃攻勢への材料として期待

 与党は府知事選を「無党派層の動向がカギ」(府選出議員)とみて、テレビ出演で知名度が高く「本来なら民主が擁立してもいい候補」の橋下氏を担ぎ出した。政党色を前面に出すと逆効果とみて、自民は府連推薦、公明は府本部支持にとどめたことも功を奏した。自民党伊吹文明幹事長は27日夜、「わが党は結果を謙虚に喜びつつ、組織の充実をはかりたい」とコメントし、今後の選挙戦での反転攻勢につなげる考えを示した。

されており、あいさつ回りも終え

 11時半 信濃町創価学会本部を訪問した後、自民党本部に到着。古賀誠選対委員長、谷垣禎一政調会長にあいさつ。

順調なスタートを切るように見えたが、いきなり与党から方針転換を迫られる事態に。

 大阪府知事選で当選した橋下徹氏(38)は30日、新年度予算案編成などのために登庁し、選挙で全面支援をうけた自民、公明両党府議団の幹部と会談、両党からは、橋下氏が当選後に掲げた「府債発行を原則認めない」とする方針について撤回を要求する意見が相次いだ。橋下氏は業界団体の式典にも出席しないと発言したが、これにも両党は反発、知事就任前から与党会派と対立する異常事態になった。


 橋下氏は当選直後から議会との関係について「是々非々」と発言しており、初会談でも持論を通した形だ。会談は府庁2階の自民府議団の会議室を「仮知事室」として非公開で行われた。終了後「府債発行ゼロ」について、公明党府議団の野田昌洋幹事長は記者団に「財政を立て直すのは悩みながらやるのは当然」と全否定はしなかったが、「平成20年度は(想定作業が)進んでおり、全部ゼロにしたらできない。現実をふまえてほしい」と提案したことを明らかにした。


 また、自民党府議団の朝倉秀実幹事長も「府債を発行しなければどうなるか。十分把握してから方策を考えてほしいと伝えた」と話した。


 府財政課によると、府債発行額は平成19年度で2433億円あり、ゼロにすれば、約9万人いる全職員の人件費を2割カットしても補填(ほてん)できない。知事選があったため新年度予算編成はストップしているが、複数の編成想定のうち「府債発行ゼロ」は入っていないという。

結果、方針を撤回

 大阪府知事選で初当選した橋下徹氏(38)が新年度の予算案編成で「府債発行ゼロ」方針を撤回したことをうけ、府職員の間で、6日からスタートする「橋下府政」を前に不信感が広がっている。府債発行ゼロでは予算が組めないことは府関係者の間で常識だった。“朝令暮改”の橋下氏の言動に府職員らからは「こんなに簡単に方針を変えられては府政が混乱する」と早くも不安の声も出ている。


 橋下氏は当選直後に行われた28日未明の産経新聞のインタビューで「府債発行を原則認めない。(予算は)収入の範囲内でないとだめ」「知恵が出なければ人件費削減もやむをえない」などと発言。ところが、30日午後、約7時間にわたって府幹部から予算案について説得をうけた結果、将来交付税で全額返される府債の存在を知り、「勉強不足だった」として一部府債の発行に理解を示した。


 ある府幹部は「知事に就任してから態度を変えられては困るが、この段階で公約などを変えることは理解できる」と話す。しかし、橋下氏は出馬にあたっても、いったん「2万%ない」と否定していながら結局立候補表明したこともあり、橋下氏の発言の信用性に疑問が持たれていた。そんな中で今回の新たな前言撤回に「今後も『朝令暮改』があるのではないか」という声が出ている。

あいさつ回りの際に受けたアドバイスはまったく役に立たなかった様子。

 4時50分 財務省の津田広喜事務次官と面会後、囲み取材。「コメンテーターのときに知っていた情報とは格段に違う」「役所の方々に組織を動かすコツを聞いたら、『トップがぶれないこと』とアドバイスを受けた」「有意義な1日。こういうことを繰り返したい。府庁にとどまっていてはいけない」

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/119179/


しかし公明党創価学会の一部機関であると言うことは公然の秘密なのだろうが、あまりおおっぴらにするのは政教分離の原則に反すると思うのだが、その点は法の専門家としてどのような考えを持っているのかたずねてみたい点ではある。