結婚の最低条件について

【独女通信】それでいいのか? 「結婚相手への最低条件」」を読んで。
男性が女性に求める諸条件について

やはり「価値観」「優しい」など、性格の問題がトップ。このあたりは相性の問題なので、努力のしようがない。

と、性格の問題については努力のしようがないと言いつつも、男性に求める諸条件について

いきなり違いを見せ付けられるのは1位の「暴力」。これは誰もが納得する理由だ。しかし、結婚前には夫の暴力癖がわからないことが多いのが難点。

とするのが分からない。人に簡単に暴力を振るうようなのも個人の性格ではないのか?結婚前に気付かないと言うのもおかしな話だ。


また、

男性からの条件である「料理」など、家事に関する部分が「経済力」などの金銭関連の条件と入れ替わっているところを見ると、こちらもまだ「男=稼ぐ」という感覚が一般的なのだとわかる。「優しさ」よりも「経済力」重視というのは、あまりにも現実的だ。

とあるが、この記事に於いて独女通信側が

という。その代わりに女性が結婚する男性に求めるのは、バブル期の「3高」から、「三低」(低姿勢、低リスク、低依存)に変わり、最近では「三手」(手伝う、手を取り合う、手をつなぐ)になっているのだという。男性にとって「経済力」で女性の気を引く時代ではなくなっているようだ。

と回答していること。半年で結婚相手に求める事が逆転しているとはどういうことか。独女通信編集部の分析は当てにならない、ということなのだろうか。


とまあ色色考えさせられる内容ではあったが、挙げたらきりがないので最後に一つ。
それは女性側のアンケート結果男性側のアンケート結果を比べてみた際のこと。
男性側は1位、2位、…10位と見ていくと
100、84.6、71.6、57.5、57.5、53.5、53.2、49.8、44.1、42.8
と減って行き、20位の時点で26%、30位の時点で10%にまで落ちるというのに、女性側は
100、96.9、88.2、78.4、73.0、66.6、63.5、58.7、56.5、52.0
と減って行き、20位の時点で36%、30位の時点で17%にしか落ちない。
つまり、女性側が相手に求める最低条件が多すぎる、という事。
相手に求める事が多ければ多いほど希望相手が見つからないのは道理であろう。とすれば、日本の晩婚化の最大の原因は女性の結婚観にあるのではなかろうか。もしそれが男女共同参画政策の結果であるとするならば、税金を無駄な事に使ってきたとしか思えない。