憤る理由が分からない

藤田知事発言に非難の声」について。

 藤田知事は開会セレモニーで、あいさつ。事件に言及し、「朝の3時ごろまで、盛り場でうろうろしている未成年もどうかと思うんでありますけれども、米兵による暴行事件が起きました。誠に遺憾であり、強く抗議したい」と述べた。知事の真意をただす質問が、引き続きあったシンポジウムの会場で出た。大阪府の女性(65)は「被害者に責任を負わせる発言は、人権をさらに侵害している」と憤った。

安全とは自らが危険に近づかない事によって保たれるものであって、自らが危険を冒しているのに「何をやっても安全」という事はありえない。
例えば、周囲に車が走っていないからと信号無視して交差点に突っ込んだら、横から200km/hで突っ込んできた車にぶつかった場合を考えてみる。確かに200km/hで走っている車は大きな問題では有るが、赤信号を無視しなければそんな危険な車にぶつかる事は無かったのだから、事故が起きたのは自業自得と言える。
ここまで極端な例でなくても、車通りの多い道の真ん中を歩かない、見通しの悪い道は慎重に通る、人気の無い道を通らない…など、自らの安全を考えればやって当然だと言う事が有るわけだ。
であれば、「朝の3時まで盛り場をうろうろする」と言うのが、どれくらい安全な行為だと言えるのだろうか?


人には安全に過ごせる保障が有るわけではない。危険を避けて安全に過ごす努力をしていく必要が有るのだ。
その点を忘れてはいけない。


平和と言うものも同じく守る為に多くの努力や犠牲が必要なのだけれど…それについては別項。