働かないほうが裕福、という矛盾

“生活保護受給者の自家用車所有、認めるべき” 住民グループが熊本市に申し入れ


熊本の事情は分からないが、都内に於いては車の保持を認め無い方が良いだろう。
バスや電車などの公共機関が発達している事や、自転車・スクーターなどの移動手段を用意する事もできる。
少なくとも「最低限度の生活」を送る上で、車は必要ないだ。


しかし、生活保護と言うものはそんなに支給されているのか?
Wikipediaにおける「生活保護」の項目を見る限り、結構な額が支払われていると言ってよいだろう。
市の職員である友人に話しを聞いたところ、場合によっては事実婚をしている夫婦が、それぞれ生活保護を受けているパターン等も存在する、とのこと。


ちなみに都の支払っている生活保護費用は1000億円程で、支給世帯数は9.5万世帯。
1世帯あたり年間105万円程度支払っている事になるようだ。
ちなみに生活保護の負担率は国1/2、都1/4、市区町村1/4なので、総支給額は420万程度になる。
非課税であり(年収400万の場合、税率は30%以上)、年金や保険も払わないで済む事を考えると、年収600万と同等と考える事も可能だ。
当然支給額には差異があるだろうから、一概に全ての生活保護受給者に対して言える事ではない。
ただ都の歳出の1.5%以上が生活保護に割り当てられているという事は事実であり、決して無視できる金額ではない事を考えておきたい。
出典:東京都統計年鑑 平成17年 社会保障