そりゃ犯罪が減るはずも無い

【法廷から】年末に刑務所に入りたがる面々」について。

 被告は今年10月、都内のマンガ喫茶で、男性従業員の目の前でグラス7個を床に投げつけて割り、使用していた個室のアームライト1本を根本から折っていた。店の被害額は約1万円。営業中の犯行に、店長は「店の評判も落ちた。もう二度と同じことを繰り返さないように厳重に処罰してください」(法廷で読み上げられた供述調書)と、怒りをあらわにした。


 被告は詐欺罪での刑期を終えて今年4月に刑務所を出所。1カ月15万円の生活保護を受けていたが、今年10月にはそのすべてのお金をパチンコに費やし、家賃が払えずに住む場所も失った。被告の犯行動機は、「金もなかったので、悪いことをすれば食うものと寝るところに困らないと思った」(供述調書)からだという。それを聞いた裁判官は思わず「はぁ」と溜息をついた。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/071205/trl0712051128002-n1.htm

最低賃金で1ヶ月真面目に働いても、税金などを引かれて10万も残らない。これでは生活費と生活必需品を揃えるだけで精一杯だ。それに比べたら出所後に生活保護費で15万も貰って、金を使い果たしたらまた刑務所に、と言うのは、真面目に働いている人が馬鹿を見るくらいに恵まれた生活をしていると感じる。
生活保護費の引き下げは見送られたが、現状の支給額で漫画喫茶に行きパチンコをするだけの余裕が生まれている。最低限文化的な生活とは何処までを指すのかは分からないが、何もせずに15万とは貰い過ぎではないか。
ちなみに15万とは私の初任給の手取り額よりも高い。

 年末に捕まる人は、刑務所で出る年越しそばを狙ってるんだ−。前出の警察官は、こうも言っていた。もし、これも本当だとしたら、塀の外でしっかり働けば思う存分食べられると教えてあげたい。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/071205/trl0712051128002-n2.htm

元受刑者を喜んで迎え入れ、かつ手取り15万以上払う企業があるとは思えない。