言葉にできない

安倍首相が辞意表明=「求心力ない」と伝達、麻生幹事長に−政権浮揚図れず」について。

 安倍晋三首相は12日午後、首相官邸で緊急に記者会見し、「本日、首相の職を辞するべきだと決意した」と辞任する意向を表明した。参院選で惨敗したものの、内閣改造を断行することによって政権浮揚を図ったが、失敗したことが原因とみられる。これに関連し、麻生太郎幹事長は首相の辞意について「ずっと前から聞いていた。自分には求心力がないと言っていた」ことを明らかにした。

求心力が無いのは自らの立ち居振る舞いによるものが大きいのではないか、と思う。
つまり「もともと無かった」のではなく「失ってしまった」という事だ。
少なくとも小泉元首相の後を次いだ際にはとても人気があったと思うし、少なくない求心力が有ったと思う。


しかし今回のような突然の辞意表明のように、これまでに一貫した何かが無かった。
言い換えれば人として軸がぶれているように思えたということ。
多くの批判を浴びるのは仕方が無いし、相応の困難も多多有ったと思うが、それを笑い飛ばすかのように強く突き進む姿こそが若い総理に期待していた姿だったのではないだろうか。
いっその事「何やっても批判されるなら好き勝手するよ」と開き直って突き進んでくれる方が支持率は高まったように思うが…
ま、その「好き勝手した」結果が、内閣改造から半月程度での辞意表明なのかもしれないが。


「前代未聞だ」と絶句=突然の辞意、永田町に激震−野党は「無責任」と批判強める」からも。

 安倍晋三首相の辞意が突然伝えられた12日、国会周辺では動揺が広がった。自民党の中堅議員は「前代未聞だ。何があったのか…」と絶句。野党議員は「無責任だ」「辞任は遅すぎた」と一斉に批判の声を上げた。

続投しても辞めると言っても批判しかしない野党はどうにかして欲しい。


さて、この先はどうなるのだろうか。
今の勢で解散総選挙を行えば民主党が大勝しそうな感じだ。
最近は自民党と仲が良くない公明党民主党と組む可能性は十分に有る為、衆参両院で過半数を占める事も考えられる。
もしかしたら、意図的に民主党に政権を譲り、その間に各省庁の膿を出し切りるという思惑が有るのかもしれないが…