温暖化の原因

よく地球温暖化については、温暖化ガスが原因で有るといわれます。
主に語られるのは二酸化炭素(=CO2)であり、二酸化炭素の排出量を下げる事が温暖化対策になると、各国で排出量の取り決めを行っていたりします。


ですがよく考えてみれば、これはあまり効果の有ることだとは思い辛いです。


空気中に含まれている二酸化炭素の割合は、0.03%。
窒素(約78%)や酸素(約20%)に比べたら微微たるものです。
はてなによる「温室効果ガス」の項目においては、

問題は、この温室効果ガスが吸収量の2倍も排出されていることにより、必要以上に濃度がどんどん上昇していることである。

とありますが、増えたと言っても全体の総量からすれば微微たるものです。
100年単位で考えればその微微たる量の蓄積がちょっとした問題になるのでしょうが、それよりも人間の経済活動が活発になりすぎていることの方が問題でしょう。
この手の議論をする場合、何故温暖化ガスのみに論点が行くのか分かりません。


Wikipediaの「地球のエネルギー収支」によれば、人為的要因がかなり増えている事が伺えます。
温暖化ガスが1%にはるかに満たない数値で上下する事よりも、こちらの方がよっぽど地球温暖化に影響を与えているのではないでしょうか。


とは言え、各国に「経済活動を止めろ」と言うのはナンセンスなので、できるところからという意味では二酸化炭素の排出量を減らす事は無駄ではないと思いますし(その為に工場を稼動させて温暖化の一翼を担っているという矛盾はさておき)、各人が地球温暖化というものについて意識を持つ切欠になるという点でも有効であるとは思います。


ですが、それが正しい事であると強弁して人に押し付けるのはナンセンスであると思います。
二酸化炭素の排出量を減らそう」
と主張する人のどれだけが、車や家電製品を使わないで生活しているのでしょうかね?