自民叩きの民主担ぎ

朝起きて出社前にTVをつけたところ(8時台)、年金問題について自民・民主の議員が各1人ずつ出て語っていた。
が、どう見ても自民批判(=現状批判)と民主案のアピールにしかなっていなかった。
それも民主案については、自民側は昨日聞いたばかりで特に内容について精査していないとの事。
そりゃ話し合いになりませんね。


コメンテーターの方方も自民議員を叩くだけで特に面白みが無い。
民主案について
「民主案では社会保険庁を解体して国税局に統合すると言うが、社会保険庁の職員も一緒に移行するのか?」
と突っ込んだ方が居たが、
「それまでの勤務態度を考慮し、移行できる職員を判断する。管理職はカットできるので人件費は浮く。」
と、(詰まりながら)答えてました。


まあ民主党の支持母体が自治労なんだから仕方がないといえば仕方が無いですが…民主党案で何が改善できるのか全く分かりませんでしたし、そんな案を自信満満に披露する民主党議員についても共感は出来ませんでした。
どうやら国税局になることで社会保険料源泉徴収をして未払いを無くすことができる、ってのがポイントだったようですが…それは結局未払い分の徴収問題について有る程度解決できるだけであって、無駄遣いや支払い不備なんかの問題については解消できないでしょう。
尻拭いをさせられる国税局局員にしてみればたまったものではないでしょうね…


まあ、猫背でじっと下を向いていた自民党議員についても情けなさを感じましたが。
アウェーであることを察して無駄口を叩かないというのは賢い戦法であるとは思いますが、少なくともTVと言うメディアに出る以上、もう少し堂堂と好印象を与えるような態度をとってもらいたいものです。


政治に詳しいコメンテーターの方方であればもう少し突っ込んで話を聞いて欲しいものでしたが、追撃の手は無かったです。
釈然としませんな。