ヒトカラ

昼間、時間ができたのでカラオケに行く。
当然昼間暇な友人はいないので、一人。


一人でカラオケを楽しむことをヒトカラと言うらしい*1
こういう内容のエッセイもあるようで、どうやら恥ずかしい事のようだが、学生のころから数えればかれこれ10年以上ヒトカラを楽しむ身としては、恥ずかしい事だということの実感が沸かない。
知らず知らずのうちに人様に後ろ指を刺されるようなことをしていた、ということなのか?


しかし私は反対に、カラオケに複数人で行く方が不自然ではないかと思う。
何故なら、自分方が下手なら相手に聞かせるのは恥ずかしいし、相手の方が下手なら聞くに堪えないのだから、必然的に歌の上手さが同程度の連中と行くことになるのではないか、と思うからだ。
なので私は多くても3人でしかカラオケに行かない。
人数が多くなりすぎると歌えないというデメリットもあるためだ。


以前そのような疑問を知人に話したところ、「カラオケで人の歌聞いてる奴なんて居ないんだから構わない」と言われた。


ならば何故カラオケに行くのか?
雑談をするだけならカラオケでなくても良いと思うのだが…集団として確りと隔離される分プライベートが守られて騒ぎやすいというのが利点なのか?
言われてみれば「歌わない客はお断り」という張り紙を見たこともある…カラオケは別に歌いに行く場所ではないのか?
先ほど紹介したエッセイにも

せっかくカラオケに来たならお酒を飲みたい

とある。
以前から「歌うならのどの動きが鈍るアルコールは厳禁だろう?」と思っていたが、なるほど、歌うことに比重を置かなければ選択肢としては有りだ。


ふむ。
歌うのが好きで、時間一杯定額料金で楽しむ(10:00〜20:00まで1200円、ドリンク飲み放題)というスタンスでカラオケに行くというのは、やはり異質なのかもしれない。
夏休みという儲け時に一部屋一人占領されては店側も迷惑だったろうが、勘弁して欲しい。



以上、「知らないうちに恥をかく」「自分の常識は他人にとっては非常識」ということを身をもって示すことになった一件であった。

*1:google:一人でカラオケの検索結果より。